ハプスブルク展・1
ハプスブルク展・1
六本木にある国立新美術館に見てきたのは先週ですが、感想を。
いかにハプスブルク家がヨーロッパに力を持っていたかが分かる展覧会でした。
展覧会の構成もイタリア、スぺイン、ドイツ、工芸と武具、フランドル・オランダとヨーロッパ中を網羅。フランスとイギリスだけは支配が及んでいなかったことがよく分かる。
ハプスブルクだけあって、コレクションの質はなかなか高いし、宗教画・神話画といったクラシックな絵画が多い。
(西洋美術においては、長らく宗教画・神話画がそのほかの風景画や風俗画などよりも地位が高いとされていた)
中にはこれは女性の裸体が見たいがために描かせた神話画か、というのもありましたけどね。
全体としては見ごたえ十分。
卒論で対峙中のティツィアーノの作品も数点あったので、色々考えてもしまう展覧会でした。
ティツィアーノの作品については、また次に詳しく書きます。
せっかく資料が手元にあることですし。
ルネサンスの西洋美術に触れるには良い展覧会だと思います。オススメ。