難病患者が家を買ってみた
備忘として書いておきます。
難病患者が中古マンションを買ったお話。
専門家ではないし、きっと仲介業者とかにもよるだろうからあくまで参考程度にどうぞ。
●基本情報
・私…32歳。SE9年目。難病もち(認定は降りない程度の軽度で日常生活に制限なし。投薬もなし。3ヶ月に1回程度通院)
・オット…32歳。同じ会社で10年目。一応健康体。
同い年で勤続年数が違うのは私が一年浪人してるからです。
●結論
難病患者が一人で安めに借りようとするのは難しいよ。
とまぁ夢のない話ですが、以下につらつら述べます。
●そもそもローンの仕組み
簡単にいうとお金を貸してもらうのは対銀行。
保証関係は保険会社とのやりとり。保証は団体信用保険(団信)といいます。
夫婦でローンを組むといっても、借り方も片方のみが全額借りて連帯保証人がもう片方、それぞれが借りてもう片方がお互いの連帯保証に入る、それぞれが借りて保証は保険会社、等色々あります。
銀行によって扱ってる形が様々。
それぞれメリットデメリットがありますのでそのへんはご家庭のご事情で判断。
あとは金利。
フラット35というのは固定で35年同じかつ保障を立てる必要がないのだが高い。
変動金利は景気に左右されますが今はかなり安い。
このへんを組み合わせて自分に合ったローンを選ぶ必要があります。
●当初の予定
お互いの年収がほぼ同じかつローン控除も欲しいので、半額ずつ借りて保証は保証会社。
それなりに年収があるのでいけるだろう、とタカをくくっておりました。
一応念の為、でオットのみで先に某S銀行のローン仮審査に全額で出したところ、速攻で通ったのもあり。
●結果
2対1でオットが多めに借りて、オットは保証会社、私はオットを連帯保証人にしたペアローン。
●過程
銀行は通るのだけれど、私の保証がことごとく落ちました。複数の銀行に申し込みをしたのですが、各銀行が提携している保証会社もある程度決まっています。
ネット情報だと8割程度は通るという、金利を少し上乗せしたワイド団信すら通らない。
これは結構メンタルにも響きました。
そりゃ貸す側としては35年後にこの人が元気に働いているかというとリスクありますもんね、とは思いますけど。
35年後も元気にヅカヲタしててやるぅ!という決意は持ちました笑
オットに全額借りてもらう手もあったのですが、こちらもある程度払うのに権利ゼロはどうにも嫌だった。
(年間100万円以上だかを渡すと夫婦間でも贈与税の対象になりますのでそれも注意。
世知辛い世の中です。)
フラット35の金利を選択する手もあったのだが、結構返済金額に差が出る。
ということで色々唸った結果が上に記載したとおりです。
時間があれば通院している病院に診断書書いてもらって粘るもあり得たんでしょうが、売り主さんとの期限が迫っていたアンド10連休が入ったせいでその間全てストップ☆等により断念。
なかなか大変でしたが、引っ越しして気付くと早5ヶ月。
引っ越さなくていいのと画鋲とか気兼ねなくさせるのは嬉しい。
少しずつ自分の部屋を揃えていけるのも楽しい。
ということで、35年間元気にヅカヲタして全額返してやるーっ!