備忘録

都内在住SEのアラサー。PNH持ち。好きなこと、思うことを記録。映画、美術館、宝塚がメイン。。

麗しのアンナカレーニナ

アンナカレーニナ見て来ました。

席が凄かったので目が合う(と思い込んでる)たびに天に召されるかと思い、帰りの新幹線でこれを書いているので少々おかしいテンションですがご了承ください。

また細かいところまで書いてありますので未見の方はお気をつけください。

 

とりあえずストーリーは君たち子供がいるのに自由に生きすぎだよ、とか別れる気満々なのにそこで別れず駆け落ちかい、とか理解不能なんですがもうそこは突っ込まない。

 

で、まず、みやさま美しすぎるよ。

うん、分かってたけどお美しい。(大事なことなので2回言う)

正直なところこれまで軍服っていうとちって思ってしまう人間だったのですがフランツからその考えが崩れつつあり、もう今日で破壊されましたよね。白軍服に白マントとか万歳ですよね。

跪いたときなんて完璧すぎてオペラでガン見しましたよね。

黒も落ち着いていいですし、臙脂色もお似合いですよね。

 

みやさまってこれまで色男で浮き名を流す系な役が多かったので、激しく恋をするお役を見たのはそういえば初めてでした。

1幕は激しく情熱的に愛し、2幕はその愛故に苦しんでいく。

美しい方が苦しむ姿って見ていて眼福(芝居の話です。)お芝居も細やかですね。

背中で苦難を見せるお姿もまた素敵。

お歌もフランツで歌い方変わりましたよねぇ。ちょっと癖があったのがなくなって聴かせる。元々音は取れてる方でしね。あー素敵。

 

 

2番手れいこちゃん。

おヒゲでどちらかといえば耐える芝居。

前半は堅物で、後半は待つ男。上手く演じ分けていましたねぇ。

シルバーにも水色に見えるフロックコート姿がよくお似合い。

お歌も安定して聴かせる。

ワンツーで麗しすぎません?

 

 

ヒロイン海ちゃん。

芝居、所作、お歌と安定してますねぇ。

バッスルドレス姿もいいですね。

一番最初の駅のシーンでみやさまを断るのに首を背けるところが品があって素敵。

どんどん狂っていくお役でこれは大変だろうなぁとは思うがさすがですな。

イタリアの海では白い靴を脱いで自由に踊り、駅では黒い靴を脱いで汽車に飛び込み、ある意味自由になる。いい演出。

1幕ラストだったかみやさまとれいこちゃんの取り合いダンスで真ん中に挟まれているのを見るとこの方は卒業された後普通の男性にときめくんだろうか、とか余計な心配をしてしまいました。だって色男みやさまと堅物れいこちゃんよ?! 世の男性勝てないよ?!

 

ほか、出てくると安定する専科お二人。

ってか別れようとする2人に対して最後に会わないと後悔するわよ、とけしかける辺り美穂さんも相当悪よね。悪というかあくまで貴族社会のスパイスの1つとしかみなしてないと言うか。

 

夢奈くんは幸せになって良かったねぇ、のお役。決して華やかではないけれど一途ないいやつ。

歌のソロがワンシーンあったけどこんな歌えたっけ、と驚いた。

相手は研一のきよらちゃん。これで研一か、恐るべし。1幕のときに前髪は…と思ったけど2幕は上げていてあぁなるほど、と。

歌はうまいですね。所作はまだまだこれからかな。楽しみだ。

 

るうさんも適度にちゃらく、落ち着いてもいて出てくると安心。

 

蘭世くんはやっぱり目を惹きますねぇ。

ママーとやってるところはどこのフランツかと思ったが笑

 

 

そしてフィナーレでシンプル黒燕尾ありがとうございます。

推しが黒燕尾でピラミッドトップにいる姿を見られて嬉しいです。

冷たい目でビシッと踊ってくださり素晴らしかったです。ありがとうございます。

海ちゃんとのデュエダンもストーリーがあり、良かった。お芝居できる2人だから、のデュエダンですよねぇ。(蘭蘭とかたまきちとちゃぴとか踊り狂う系のデュエダンも大好物ですが。)

 

ということで安定したキャスト陣のためバウ規模なのが本当に勿体無い公演でございました。

もう1回チケ確保しているので大変楽しみでございます。