女だって何にでもなれる。
オーシャンズ8見てきました!!
最高!!
衣装もキャストも豪華だし、オーシャンズらしくクールな話。素晴らしい。
以下、ネタバレ。
この話は「詐欺師になりたいと夢見る8歳の女の子」のための映画だな、と。
女の子だってなんの職業にもなれるし、何語を話してもいいんだよ、と。(ニューヨークを舞台にしながら何ヶ国語も出てくる。ケイト様もオーストラリア出身だ)
見事なまでに主役級からキーとなる人を女で固め、罵り合いも男を取り合うこともない。
とまぁ硬いことを考えてもいいんだけどそんなことどうでもよくなるくらいクールな作品。
最初に仮出所したサンドラブロックが化粧品をまんまとくすね、高級ホテルの部屋をゲットするまでがかっこよすぎる。一滴の血も流さず、話術のみで巧みに手に入れていく。
ケイトブランシェット様、かっこいい。
キャロルのときも良かったけど、こちらは全面的にかっこいい。
皮のジャケット、スキニーパンツ、バイク、いかつい車。この役を演じていただきありがとうございます。
ドレスアップのシーンが短かったのが大変残念です。
多分彼女自身(ケイト様ではなくルー)も真ん中に立てる人なんだけど、敢えて右腕。
それぞれのプロの女が集まって色んな人の目を欺く(そういえば保険員もカルティエの担当者も男ばかりだ)のは見ていてすっきりする。
血を流さず、銃も出てこず、サンドラが元カレ(この人どこかで見たと思ったら「ホビット」のトーリンなのね!! )を脅すときもなんと歯ブラシ。このシーンがこの映画を表しているようだ。
最後に明かされる展示されている宝石を盗む時に使うのもおもちゃの潜水艦と自撮り棒だし。
大掛かりな仕掛けがない。
アンハサウェイも自分の過去のバッシングを逆手に取った役どころでいい。
仲間に入ってくるのも同性の友達が欲しかったから。(でも、この人たちはきっと友達ではなく仲間とか相棒とかよな。)
敵役も出てこず(元カレも出てくるけどそれは主目的ではない)とも詐欺ものって成り立つのね、というのが今回の発見。宝石を愛でるのでもなく、自分たちの力を信じてただ盗んで金を得る。(宝石を捌くのも老年の女性たち。徹底してますね)
最後にみんなで飲んでるお酒もそれぞれバラバラなのが個性が立ちつつ、妙な一体感が出てなくてかっこいー。その後、も豪遊するわけではなく生活が1段階ステップアップ。ええですな。
あとは、触れないわけにはいかない宝石と衣装。
個人的には宝石はそこまで惹かれるものではないのだけど、アンハサウェイが身につけたのを見て、なるほど宝飾とは身につけてこそ威力を発揮するのだなと納得。
衣装もそれぞれのキャラクターをさらに際立たせるもので、ワンシーンだけでなくゆっくり見せて欲しい。
メットガラのシーンは有名人なんだろうな、という人が多すぎるが顔と名前が一致しないので字幕をつけて欲しいです。
(あとはそもそも美術館に行きたい。)
ということで大変満足でした。
続編を切に希望します。