備忘録

都内在住SEのアラサー。PNH持ち。好きなこと、思うことを記録。映画、美術館、宝塚がメイン。。

フェルメール 《地理学者》 と オランダ・フランドル絵画展

フェルメール展へ。

お目当てはもちろんフェルメールの《地理学者》。これの対と言われる《天文学者》を以前ルーブル美術館で見たときに感動したため。

フェルメール《天文学者》

フェルメール《地理学者》

フェルメール《地理学者》

フェルメール天文学者

さすがのフェルメール

立体的で、窓からの光で照らされている部分が本当に明るい。どこに光が当たっているかわかる。

あとは、フェルメールの作品どれにも共通していることだけれど、細部まできっちりと描かれていて、まるで枠の向こうの世界を覗いているかのよう。

他の作品と見比べるとわかる。緻密。リアリティーさが他と格段に違う。

ちなみにこの二つの作品のモデルは同一人物との見方もあるらしい。

確かに似ていますもんね。地理学者と天文学者。どちらも海の覇権を握ったオランダでは重要な職業だったんでしょう。

あと、へぇと思ったのが、着ている服が着物だそうで。たしかに!

(そういやスターウォーズジェダイが着ているのも確か着物がモデル。

西洋人から見ると何か惹かれるモノがあるんでしょうかね)

他にも気になる作品がいくつか。

レンブラントの《サウル王の前で竪琴を弾くダヴィデ》

レンブラント《サウル王の前で竪琴を弾くダヴィデ王》

レンブラントはあまり詳しくないのだけれど、さすが光と闇の魔術師、レンブラント

若いときの作品らしいですが、陰影が素晴らしい。

市民社会オランダ、と思ったのが、トーマス・ド・ケイザーの様式《ニ匹の犬を従えた馬に乗る男》

(画像は見つけられませんでした)

どっからどう見ても、フェルメールの《カール5世》

王と同じ形式で一市民が描かれる時代になったのね、と思ってしまいました。

ティツィアーノ、《猟犬を連れたカール5世の肖像画》

ティツィアーノ《猟犬を連れたカール5世の肖像画

全体的には満足。

年末にはまたBunkamuraフェルメール展が開催されるらしいので楽しみにしています。

あとは、レンブラントのお勉強をしたいな。