『紅はこべ』
『紅はこべ』 バロネス・オルツィ作
宝塚版を先に見てから、原作を読みましたので、どうしても超カッコいい宝塚版と比べてしまいました。
キャラクターは宝塚のほうがカッコイイけれど、ストーリーはさすがに原作のほうが面白い。ラストとかこれは宝塚ではできないな、というものでしたし。
あ、フランス革命時の話です。
パーシーが最初はだいぶへっぽこなので大丈夫なのか?と思ってしまったけれど、中盤からかっこいい。
マルギリットの気性の強さ、女としての葛藤も好き。
ショーブランが意外とおっさんくさい。宝塚と比べてはいけないのか。宝塚のは格好よかったのに。
ストーリーは王道。
パーシーがうまく切り抜けるのか、どう裏切ってくれるのか純粋に楽しめる。
マルグリッドとの関係がどう復活するのかもドキドキしてしまう。
台詞の言い回しも素敵。翻訳ものなのにすごいなぁ。