備忘録

都内在住SEのアラサー。PNH持ち。好きなこと、思うことを記録。映画、美術館、宝塚がメイン。。

美術

続・『異人たちのルネサンス』関連美術史のお話。

前回書いた記事の続編。 せっかくなのでヴェロッキオの工房の弟子たちを、と思って調べ始めたのですがクレディとフェルッチの記載は手元の資料になく…。似たような名前もありませんでした。すいません…。 ということで資料のあった2人を。 まずは澄輝さやと…

『異人たちのルネサンス』関連の美術史のお話。

見てきましたよ、宙組。が、今回は感想ではなく、個人的興味のためのまとめ。 えぇ、わたくし大学時代の専門は西洋美術史でございまして、卒論はヴェネツィアルネサンスの巨匠、ティツィアーノでした。のでフィレンツェのルネサンスも専門ではないけど、大好…

ミュシャ展(国立新美術館)

『ミュシャ展』(国立新美術館)に行ってきました。一応その昔ポスターやらアールヌーボーのあたりは多少かじってましたが、今回はスラブ叙事詩が見たくて。 何年か前にミュシャ展に行った時、この時はポスター系が目当てだったものの、いざ目にして心に残っ…

グエルチーノ展

グエルチーノ展に行ってきました。@国立西洋美術館 http://www.tbs.co.jp/guercino2015/ 全然知らない画家だったんですが、面白かった。 まず人気があまりないせいか空いていてのんびり見られる! これって結構重要なことです。自分と絵の間に人がわんさか…

フェルメール 《地理学者》 と オランダ・フランドル絵画展

フェルメール展へ。 お目当てはもちろんフェルメールの《地理学者》。これの対と言われる《天文学者》を以前ルーブル美術館で見たときに感動したため。 フェルメール《地理学者》 フェルメール《天文学者》 さすがのフェルメール。 立体的で、窓からの光で照…

『アルフォンス・ミュシャ展』三鷹市美術ギャラリー

テレビにてミュシャ展の宣伝を見たので、行ってみました。 一応、大学時にポスターの歴史の授業をとって、ミュシャについて軽く調べたのと、アール・ヌーヴォーの話もちょこちょこ調べたことがあったので、多少の下知識はあり。 ミュシャ、と一目で分かるポ…

『マネとモダン・パリ展』三菱一号館美術館

せっかくなので、美術展の話もしましょうか。 先日行ってきたのが、『マネとモダン・パリ』展。三菱一号館美術館開館記念。 正直なところこのあたりの絵はあまり好みでないのですが、どちらかと言えば三菱一号館美術館の建物自体に興味があったので。この先…

《受胎告知》を絵画であらわすと。

何から話そうか考えましたが、やっぱりキリストの一生から入るのがオーソドックスでしょう。 ご存知、キリスト教の創始者。西暦は彼の誕生した年を基準としておりますが、近年の研究では数年ずれてるらしいです。 さてそんな彼は生まれたときからちょっと変…

宗教画について。

絵の解説をする前に、宗教画について少しお話させてください。 そもそも西洋美術史において、宗教画といえばキリスト教画です。 より正確に言えば、ルネサンス以前の絵画といえば宗教画がほとんど。ルネサンスになって神話画や肖像画がすこしずつ増えてきて…

ハプスブルク展・1

ハプスブルク展・1 六本木にある国立新美術館に見てきたのは先週ですが、感想を。 いかにハプスブルク家がヨーロッパに力を持っていたかが分かる展覧会でした。 展覧会の構成もイタリア、スぺイン、ドイツ、工芸と武具、フランドル・オランダとヨーロッパ中…