もう1つのanother world
さて、少し時間が経ってしまったけれど星組新人公演Another World 。
全体的に難しいコメディーだし、和物で所作も難しいんだろうけど、うまくまとまっていた。
それでも本公演に比べるとテンポが違ってなるほどコメディーって難しいんだなぁと。
幕開きチョンパは人は少ないけれど、やはり豪華絢爛。和物の見どころですよなー。
主演天華えまくん、スター性があるしうまいなぁ。それでも最初のハスの上の1人長台詞のシーンはなかなか難しそう。
あのシーンでしっかり笑いを取る紅さんすごいのな。
ハスから降りたところで足袋が脱げてしまうハプニングも「よいしょっ」と自然にカバー。
2番手、天飛華音くんは研3! お歌がところどころアレでしたが、でもこれから。
華もあるし、似合ってました。
喜六の極美くんも背がすらっと高くて映えるのにあのおバカな役も嫌味なく演じていて好印象。
貧ちゃんの夕陽真輝くんも、貧ちゃんの情けない感じが出ていて良い。
娘トップの星蘭さん、見た目は華やかでいいですね!!(実力はノーコメ。)
阿漕の有沙さんはさすがの貫禄とうまさ。
ドンジュアンのイメージが強すぎるので和物のお顔にいまだに慣れないが。
しかしあの衣装で挨拶もするって絶対大変よね!!
他、本公演では植田先生もうじき…だったのに谷先生も加えられていたりするのが楽しい。
本公演一回しか見ていないのでそのほかは分からなかったですが。
一回のみの新人公演はいつ見ても劇場の雰囲気含めて独特。
出演者、スタッフの皆様、楽しかったですよ!!
娘役12年ぶりの主演作に思うこと。
見てきました、娘役12年ぶりの主演作。サントダムール。バウ初のライビュ。
愛希れいか様本当素晴らしい。
可愛くもあり、かっこよくもあり、スタイルも抜群。なんなのこの人。
とりあえず脚本はアレです。
うん、サイトーセンセーあんまり相性が良くないので覚悟はしていましたがな。セリフ、設定ところどころ突っ込むところはあるんだがな。
でも娘役大好きな先生なので、娘役愛は出てましたね。そこは正しい演出家の割り振りではあったのか。
オープニングからポスターの衣装で踊るちゃぴ。
娘役引き連れてるところもいいんだが、男役引き連れてセンターで踊るシーンの気持ち良さ。
あれだけ踊れる人なので真ん中が似合う。
あとジャージで出てきてサマになるジェンヌってなんなの?!
天紫ちゃんとの友情、裏の主人公さち花様、ライバルは晴音ちゃん。
娘役たちが真ん中で生き生きしていて、娘役のデュエットがあって。娘役のデュエットって珍しいんだな、と気付く。
日頃の宝塚って本当に男役のためのものなんだなぁ。(それにキャーキャーやってますしそれはそれでいいんですが。)
ラストの白いお衣装も素敵だし、1人舞台で踊る姿は本当に素晴らしかった。
殺陣もキレッキレで。さすがです。
真ん中に立つ姿がこんなにかっこいいとは。
挨拶も涙を見せず、笑顔。
緞帳の前に出てきた時も「近いっ!」って驚いて笑顔。
天使がいる、と思ってしまいました。ジェンヌは妖精。
脇を固める男役もしっかり。
特にからんちゃんが好き。美容師からんちゃんは「卵の白身に、コニャーックをさんばいー」って歌ってました。
夢奈さんもスタイルよいといつも思う。
天紫ちゃんの彼氏役がイケメンと思ったら、輝生かなでくん。メモメモ。
プロデューサーが彩音星凪くん。メモメモ。
別箱はいろんな子が見られるから楽しい。
バッディーからこのバウという、なかなか宝塚では珍しい娘役像をちゃぴが中心になって演じてくれて、その動きはちゃぴだから、ではなく残って欲しい。
もちろん全ての娘役がこの方向を目指すべきだとは思わないし、様式美の男役と娘役の形もいいとは思うんだが、そろそろちょいとおばかちゃん☆なキャラクターは滅びて欲しいと思ってしまう。
残るちゃぴはエリザベート。
どんなエリザになるのか楽しみですし、今後の娘役が変わっていってくれることも望む。
あの世を舞台に星組観劇
星組「Another world」見てきました!
星組さんはガイズ以来なので超久々。本当に生徒さんが分かりませんが以下感想。
芝居のオチも書きますので未見の方はご注意。
ということで今更ですが紅さん真ん中おめでとうございます。
とても似合う芝居でした。
まず幕開けは和物ならではチョンパ。
お、これはチョンパ来るな、と分かってもおーっと思うのがチョンパ。客席がおぉーっと言うのもチョンパ。
いいですよね、華やかで。
さてさて、芝居は落語を下敷きに「皆殺しの谷」と言われた谷先生、ついにあの世から始まる芝居。
べにーはひたすらセリフでほぼ出ずっぱり?
コメディーはさすがにうまいなぁと思う。
礼くんはやっぱりかっこいいよなぁ。おぉかっこいい、とハマりそうな匂いがしておりますがこれ以上沼を広げるのは無理!とあえてオペラグラスを離しました(すでにアウト)
でも私も3人に混ざってきゃーきゃーやりたい(アウト)
七海さんもアホでまっすぐな従者がいいですねぇ。
赤鬼のボスがイケメン!と思ったらこの方が瀬央さんか。
この方も95期…。何人いるの95期…。
そして花担当としては、元花組の世界の彼氏・華形ひかるが出ているのが嬉しくてねぇ。それも貧ちゃん!(昔花組バウで「くわらんか」という芝居があり、それで貧乏神の貧ちゃんをひかるくんがやっています。ひかるくん版は見てませんが、だいもん貧ちゃんがちょー可愛いの)
かわいいよ、貧ちゃん。最後は福の神になれて良かったねぇ。
有沙さんも活躍されていて嬉しい。
しかしドンジュアンのイメージが強すぎて茶髪の今回の役が一瞬わからなかった。ごめんよ。
しかし谷先生は落語や日本の古典ものを下敷きに書かれるのが本当にうまいしいいなと思う。恥ずかしながら古典を全然知らないので宝塚で知った演目多いですよ。ありがとう谷先生。
(落語は一度見てみたいと思った)
オチも「来年のことを言うと鬼が笑う」だし。なるほどねー!と。
植田先生もうすぐあの世に…とかヅカネタがあるのもいいですねぇ。
ということで満足度の高い芝居でした。
ショーは斉藤先生「killer rouge」。
緞帳がうん、なんか四文字熟語ってどこかの花組のとむくんサヨナラで見たような…げほんげほん。
そして斉藤先生はやっぱり趣味が合わな…げほんげほん。
和物から洋物の化粧になると全然わからん!!とよくある初心者みたいな感想になりましたが、礼くんはダンスきれっきれですねー!
そしてひかるくんが男役引き連れて真ん中はっていたり、フィナーレの群舞にも出てきてくれて嬉しかった!!
背も低いしダンスのキレはそりゃ礼くんとかうまい子たくさんいるんだけどこの男役20年の貫禄といいますがいぶし銀な感じが素晴らしくかっこよいです。
久々にフィナーレのひかるくん見られて嬉しかったです。ありがとうございます。
あとはポストマンが瀬央さんでによによしてました。
ということで芝居の楽しい星組さんでした。
ショーは展開が早いから人がわからんと辛いことが分かった。星組勉強しないとだめですな。
雨の日に唄って帰りたい
ということで雨に唄えば(赤坂ACTシアター・月組)見てきました!
原作の映画がミュージカル映画ベスト3に入るくらい好きなのですがヅカ版も好き!(安蘭さんのは映像で見た)
我が推しみやさま。
みやさまといえばアルトワやらスイートハート様やら色気むんむん男の役が多いので、コメディー役コズモってどうなんだ…?と思っていましたが、すいませんでした。
軽い役も良かったし、コズモ最大の見せ場make'em laughもちゃんとコメディーになってた!あのシーン多分大変なんだろうけど。
タップも軽やかに踏んでましたし。たまきちと差がでているのもいいよね。
フィナーレ群舞でもトライアングルのトップに立つシーンがあって、ありがとうございます。
ファンは有難く見させていただきました。
そして、たまきち。
真っ直ぐな感じが持ち味だと思うけど、少し軽いキザな感じも出てきていいですなぁ。
脚立がよく似合ってる笑
一幕ラストの雨のシーンも、かなりの豪雨でしたがそれに負けずバシャバシャやってらしていいねー。
初日はマイクが大変だったようですが私が見た2日目は無事でした。(ただしこの日は皆さんよく噛んでたw)
あのシーン、舞台に雨が降っているだけでとてもテンション上がる。そしてたまきちも楽しそうに雨に唄う。(映画のあのシーンは本当に素晴らしいので見てない人は是非見てください。ジーンケリーの喜びがびしびしと伝わってくる)
セットもあぁやはりこの看板持ってくるのね、と。
美園さくらちゃんとも並ぶとたまきちでかっ!となるわね。本当に男女みたいでこれはこれでよい。
ちゃぴは背高いんだなぁとよく分かった。大好きですけどね!!
美園さんはラストシーンで客席側に逃げてきたところがちょうどよく見える席にいたのだけど、綺麗にはらはらっと涙を流していた。ライトが当たって綺麗な涙だった。
そしてリナ役輝月ゆうま、まゆぽん。大好きだよ、まゆぽん。
可愛いんだけど元々男役としても大きいほうだから娘役の中に入ると本当に大きくて、嫌な役なんだけどでも憎めない。
あのリナの声でおバカなこと言うたびに客席からは笑いが漏れていて、でも真面目に演じていて。素晴らしいコメディーセンス。
あの声のまま歌えるのも流石です。
ポテンシャルの高さがよく分かりました。
フィナーレ群舞は男役でビシッと決めてるのもファンは嬉しいよねぇ。
発声法の先生をしていた朝陽つばささんも早口言葉うまかったがこれは佳城さんで見たかったなぁ。早く怪我を治してほしいものです。
監督役の蓮くんはお髭がいい感じ。
程よく年取ってる風貌でよかった。
他目に付いたのが、ドン(たまきち)の子役演じていた白河りりさん。タップが軽やかだった。
幸せな気分になれるミュージカルっていいなぁと改めて思うものでした。
Netflixはいいぞ。
Netflixに加入して早1ヶ月。無事に課金期間に突入しましたが、大変快適。
そもそもNetflixに入った理由が、ダウントンアビー(海外ドラマ)を見たいから、でした。
地上波で途中まで見ていたものの録画が途切れ、見たいなぁでもレンタルも面倒だしなぁ、とツイッターでつぶやいたところNetflixやらの動画サービスあるよ、と教えてもらいました。
どのサービスにするか悩んで結果Netflix。
最初は本当に見るか?iPhoneで見るのに画質は問題ないか?とか心配していたのですが、結果全く問題ないね!!
だらだら寝転がりながら見られるのと、オットがテレビ使ってるなとか寝てるから音立てないほうがいいな、とか気にする必要がないのも利点と気づいた。
ということで以下が見たものリスト。
・ダウントンアビー
シーズン3から見始め、ただいまシーズン6突入。
メアリー様が好きです。メアリーとカーソンの関係も好きです。
あとはマギースミス演ずるバイオレット様も好きです。覚悟の決まった女大好き。
・ファンタスティックビースト
さすがにこれはiPhoneだと画面が小さいかなと思い、PCで。
金のかかったファンタジー万歳。
エディはレミゼのイメージが大きいのでいつか歌い出しそうだ。
・世界に1つだけのプレイブック
ダウンロードしたのを新幹線の中で。
なんてことはない話なのだが良かった。ジェニファーローレンスかわいい。
しかしiPhoneケースが立てる台になってないので、二時間持ち続けるのは結構辛い。
・ニューヨーク眺めの良い部屋売ります
モーガンフリーマンとダイアンキートンという好きな二人だから。話は無難。
そして数日後にモーガンフリーマンのセクハラニュースが出てショックでした…
・イミテーションゲーム
想像していた雰囲気と違ったが、SEのはしくれとしてはコンピュータの原型ができた過程というのは興味深いもの。いつの時代も軍事がテクノロジーを支える…。
カンバーバッチも癖のある役がとても似合っている。
そしてラストの字幕の衝撃。すごく重かった。
・鋼の錬金術師 (新)
原作は読んでるのだが、アニメは見ていなかったのでだらだらと。まだ2話。
原作は友人に借りて読んだのだが、やっぱり買おうかなぁ。
結構1ヶ月で見ました。
ダウントンアビー終わったらシャーロック予定。
Netflixオリジナルも多いので徐々に手を伸ばしたいと思います。
何かおすすめあれば是非教えてください!
初めて文楽を見に行ってみた。
初の文楽へ。
文楽って?というと、人形を最大3人で操り、セリフは太夫、曲は三味線一人、で進んでいくものです。
(すいません、適当な説明で・・・)
公演は、彦山権現誓助剣(ひこさんごんげんちかいのすけだち)@国立劇場。
チケットはネットで取りました。1か月くらい前だったかな。
当日見に行くと、ほぼ満席。そんなに大きなハコではないけれど。
国立劇場自体初めて行ったのですが、お堀の近くにいかにも和!な劇場で(正倉院を模したそうです)テンションあがります。
外に赤い提灯がつるされていたり、お着物マダムも多くて、さすが和物。
(普段は日比谷界隈にいる人間)
そのへんは違うなぁと思ったけれど、「あら〇〇さん久しぶり~」「最近は文楽とお能でねぇ」「私は最近歌舞伎が多くて…」とかどこでも似たような会話があるんですね。
先に大阪で見ていた妹の勧めにより、イヤホンガイド借りてお席へ。
きらびやかな緞帳。(休み時間の解説によれば、琳派の絵を元にしたそうです)
このあと幕が上がって、黒・緑・橙の幕。あれを見ると和物に来たな、と思いました。
話は女剣士お園と、その敵の京極内匠。互いに出生の秘密があり、はてさてお園の仇討ちはどうなるか…という話。(超ざっくり)
間に30分の休憩をはさんでトータル4時間半、4段に分かれてのお話。
以下、初心者感まるだしの感想。
・人形大きい!!
脇役の人形は一人で動かすものもあるのだけれど、主人公級は3人で動かす。イメージ的に小さいのかなと思っていたのですが、大人の上半身くらいにはなる大きさ。
一人で動かす人形もあるのね、と思いましたがこちらは小さめ。モブは小さいのでわかりやすいです。
というか、主役級が出てくると拍手が起きるのでわかります。どこの世界も同じ仕組み笑
・人形の動きが細かい!
うまく人の手で持っているのだろうけど、人形が色んなものを持つんですね。
お茶とか、尺八とか剣とか。馬の手綱も握ったり。小道具も多いし、子供を背負うときもちゃんと人が背負うときの細かい動きをする。
・太夫と三味線の方が面白い。
太夫と三味線の方は舞台下手にいらっしゃいます。
最初の段は太夫3人、三味線一人で、太夫一人が各役を演じていたのだが、残りの段は太夫一人ですべての役を演じる。(途中で交代有)。
あれはなぜなのだろうか…。
あとは太夫の方によって話し方が結構差が出ていて、人によって雰囲気が違うんだろうなぁと。
太夫のはじめのときに台本を掲げてから台の上に置くのも不思議。出てくるときに盆が回って登場なのもなんか面白い。
・セリフが字幕で出る!
セリフが古文調(とはいっても江戸なので音だけでも凡その察しはつくのだが)で、すべて舞台横についているパネルに字幕が出るんですね。
分かりやすい!
・意外と出演者が多い
太夫と三味線の方が途中で何回か入れ替わりがあったのですが、いったい何人いたのだろうか。
人形使いの黒子も何人いたのかわからないのだけれど、結構な人数がいらっしゃった。
笑えるシーンもあるし、立ち回りの迫力のシーンもあるしでメリハリが効いている。
特に、瓢箪棚(藤棚の瓢箪版、とおもっていただければ)で立ち回るシーンがあるのですが、瓢箪棚の裏側が階段になっていて
途中で上に上がって立ち回るんですよ。
目線が上になるとおぉ!となるし、最後片方が飛び降りて逃げるんですが、人形使い(結構お年がいってそうな方)がそれなりの高さをジャンプして逃げるので、場内拍手。
ローカルだけれど色々と長年培った技術が詰め込まれていて、見ごたえがありました。
とりあえず初心者はイヤホンガイド必須!
話の解説もはさんでくれるし、文楽の掟も解説してくれる。
これないと理解できない箇所があったのでイヤホンガイド重要です。
和物ってなんだかんだ学校で見たことはあるし、テレビでも見かける機会が多いし、抵抗感なく見られるなというのが今回の感想。
これを機に他のものも見てみよう。長年の仕掛けが多くて、退屈しない。
夏場に浴衣着て見に行かれたら素敵だなぁ。
悪いことがしたい!月組BADDY
色々話題の月組見てきました。楽しかった!!
まずは芝居カンパニー。原作は未読です。
うん…石田先生…ということでストーリーはノーコメントでいきます。
あと、誰かフラッシュモブの正しい使い方を教えてあげてください。
たまきちはキャラにまっすぐな性格がよくあっていましたね。柔道着が似合うトップってどうなんだろう笑
ちゃぴはバレエ姿が美しい。こんなかわいいコンビニ店員がいるかっ。たまきちとバレエ教室で質問しあっているときに足をぷらぷらしていたのが可愛かった。
我が推しみやさまは黒髪ロングヘアーとグレーやらシルバーのお衣装がお似合いで素敵でした。適度にちゃらくて素晴らしい(褒めてます)。
海ちゃんのカバンを持ってあげる仕草と、れいこさま(月城さん)に「化粧は落ちてないな」って言うところが二大ちゃらいシーンでした。
れいこさまと宇月さん率いるバーバリアンが目が足りない。
宇月さんのリーダー的な雰囲気もいいし、れいこさまのキラキラアイドルも似合ってる。後ろのメンバーもゆっくり見たいが目が足りない。
れいこさまとありちゃんは並んでるとほのぼのする。
一緒にお稽古して、そのまま暗転するときに二人でどこまで足上がるか競争してたのが面白かった。
ありちゃんはさすがにバレエシーンの踊りが軽くていいですな。女性陣も普通にトウシューズ履いてるのすごいわな…(小学生の頃にバレエ習っておりました)
海ちゃんはジャージ姿が多くて悲しい…。
対するわかばちゃんはさよなら寂しいなぁ。ワガママお嬢様な感じがあってて良かった。
他、初見では誰だあの漫才師と思ったら華蘭ちゃんだったのね!ちょこちょこ出ていたのねぇ。
2回目に見たときのほうが笑いが多くなっていたようで、月組の実力を見た気がする。
さてさて、そしてバッディー。
こう来たか上田久美子…。芝居では重厚な雰囲気が多くてショーってどうなんだ?と思ったら全てのお決まりを壊して、でもちゃんとショーの形にしていてすごい。
ショーの割にたまさまが出てくるまでが長い。そしてようやくじらされてたまさま登場ー!
キャーキャーやりたい。でもまさかの宇宙服。
どちらかといえば真面目なキャラクターのたまさまが一気に悪役でかっこいい。サングラスにタバコすぱすぱ。バッディー素敵ー!
みやさまも終始人を見下す目で素敵です。キスシーンのあとのペロリとかもとっても楽しそうでオペラから目が離せません。芝居の黒髪ロングヘアーもいいけど、ショーの金髪で結んじゃうくらいのロングヘアーもいいですよな!
ピンクが似合う2番手なのにかっこいいってどういうことだろう。
仕草は男役なんだけど話すと女性のようなのも似合ってて大変良いです。ありがとうございます。
中盤の嘆きソングのシーンが好き。今日は食い逃げ、昨日は駐車違反〜って。ソフト帽も男役万歳。(日本語がおかしいが気にしない)
大階段は今日はボランティア(昨日は聞き取れなかった)になっていて芸が細かい。
途中の女装も男役女装にありがちな変な感じではなく、割とお美しくてさすがです。
れいこさまはちょっとドジっ子な眼鏡っ子。
あの美貌がメガネで…とは思うけど可愛いし、最後の群舞ではようやく外してくれるしそれもまたオツなもの。
ありちゃんと二人、あのエビ頭は何事?!と思うけど。
ラスト、セリでみやさまと下がっていく姿が目の保養。
宇月さんはさよならということで出番が多くて嬉しい。(が、目が足りん)
どこかでピラミッドの真ん中(一番前の頂点、といったほうが正しいか?)で踊ってるシーンもあったような。あれは嬉しいよなぁ。ピラミッドの頂点で踊る推しの姿。
オールバックで超悪い人そうなのにわかばちゃんに心惹かれる姿もまた素敵。
デュエダンの影ソロも最初これはまゆぽん?と思ったのだがパンフレット見て驚いた。こんなに歌える方だったんですね…。
中詰めの、白と黒に分かれて踊るシーンが迫力。悪いことがしたいーって。
あそこまでシンプルに白黒のシーンも珍しいような。そしてあの歌、頭に残る。
グッディーことちゃぴが白側の頭を張っているのが今の月組の素晴らしいところ。
足を出しているシーンが多いのだけれど、筋肉質!な足で、ダンサーの足って好き。
前半のかわいいグッディーからどんどん変わっていくのだけれど、どちらもきちんとこなせてるのがちゃぴ様のすごいところ。
次回エリザだから今回がラストショーか、と思うと悲しい。いや、エリザは楽しみですが。
今回のショー、特に上田久美子すごいな、と思ったのがラインダンス始めとする娘役の使い方。
可愛い娘役はいいけど、バカな感じのキャラクターとか甲高い発声が好みではないので、今回はいいですね。(誰のショーが、とは言わない。)
(話がやや逸れるが、今回の娘役の使い方は久美子先生だからか、それとも初のショー女性演出家だからか。あと10年くらいして他の女性演出家のショーもいくつも出てきたときに今回のバッディーが何か分岐点になっているのか。今後のショーに変化は出るのか。真面目に考察したらジェンダー論とか色々出てきそうだ)
ラインダンスに意味があるって私の記憶の中のショーでは初。ラインダンスに意味をもたせるとは。それも怒り。
ちゃぴは言わずもがな、真ん中の晴音さん始めとする娘役の気合の入りっぷり。見ていてどんどん熱くなって自然と手拍子。
やや何を言ってるのか分からないが、怒り!活性化!活性化!とかっこいい。
群舞もかっこよくていいよなー。さすがにここはありちゃんやれいこさまも悪い男で踊る。
目が足りない。
デュエダンもまだバッディーとグッディーの関係で続く。赤いドレスがいい赤。
そしてラストのたま様の羽背負ってサングラス。
写真で見ていたから知っていたけど、それでもおーっ!ってなるもんな。初日衝撃だったろう。
ということで日本語が飛ぶくらい楽しいショーでした。
あとはまゆぽん! よく分からない言葉と手の動きとあの頭をするあなたが大好きです。
あの顔で群舞まじめに踊っているのを見ると笑いそうになるけど、次のリナも楽しみだ!
ストーリーのあるショー好きなので、増えて欲しいと思う一ファンです。