備忘録

都内在住SEのアラサー。PNH持ち。好きなこと、思うことを記録。映画、美術館、宝塚がメイン。。

くるんくるん、クルンテープ。

贔屓のサヨナラが始まってしまいました。

楽しみだけど悲しい。

 

さて、夢現無双。

脚本があれでしたが、芝居の中での経過年数が長いのと人がわらわら出て来るので仕方ないのか。転換多いのもちと気になりました。

巌流島があっさりだったのが意外でした。

(あと、斎藤先生、四字熟語とか文字を幕に出すのお好きですね)

 

みやさまは佐々木小次郎似合うよね!!

雰囲気で歩いてらして、キャーキャー言われるというより陰からひそひそ色男!と言われる感じ。無駄な動きなくそれができるのは、さすがこれまで色男演じまくってきたみやさまです。(褒め言葉です)

ある意味集大成?笑

歩き方もいつもと違いますものね。

最後が和物かーとか思ってたんですが、黒髪和服で殺陣を見せていただきありがとうございます、となるのでちょろいファンです。

 

たまさま、無骨な感じはお似合いですね。

殺気を常に放ち、とか危険な男ってのはやや首を傾げたくなるがジェンヌにそれは求めてはいけない。

ひたすら走ったり立ち回りで大変そう。

 

れいこちゃんの又八かわいい。

へにゃへにゃせず一本通ってるあたりはさすがのれいこちゃん。

三枚目なお役もできるイケメン。憎めない。

 

ありちゃんはいつからそんな落ち着いた役ができるように!と驚いた。(すいません)

背も高いし映える。

 

晴音ちゃんはちょこちょこ出番があってお歌も多くて嬉しい。

海ちゃんは怪我大丈夫なのかな。重みのある役もさすがです。幸せそうで何より。

飄々としたからんちゃん好き〜!

るうさん、退団じゃないよね?!と思うくらいに出番多い。いいお役。

 

専科さんゼロなのに成り立つあたりが月組のすごさ。

 

 

さて、ショーはクルンテープ

タイ?と思っていたのだが金色キラキラで、ザ宝塚ショー!で楽しかったです。

芝居がまた色彩地味目だからかな。

 

途中までは泣かずに行けたのですが、最後に燕尾でせり上がってきた途端に涙腺崩壊しました。

1人で銀橋を歌い歩いて、せり下がってしまったときには、嘘だろおいこれから群舞!と思ったのだけれどちゃんとまた上がってきてくださりありがとうございました。

トップでない人のサヨナラとしては最上級の演出ですね。

最後の群舞がシンプル燕尾で嬉しいよ。やっぱり男役が一番かっこいいのってシンプル燕尾だと思っている人間です。

しかも振付安寿さん。ありがとうございます、藤井先生。最近お疲れ気味?とか少し前は思っていました、ごめんなさい。

 

 

10場ブーア(蓮の花)は久々のワンツーコンビダンス!

トップと2番手さんのダンス好き〜。

たまさまとみやさまの2人が見合っている振り付けが多くて、2人の信頼感やらお互いにお互いを認めてる感じが全て出ていてぐっときました。

サヨナラ近くになったらこのシーンでも泣くんだろうなぁ。

しかし最後、みやさま倒れて終わるんかい、と突っ込みそうになった。刺してる振り付けだったそうですね。

 

11場ケングエングのシーン、みんなかっこいい!

曲も不思議なんだがタイの曲なんでしょうか。かけ声が入ってかっこいい。

からんちゃんの、涼しげな顔してガンガン踊るのが好きです。

さくらちゃん、細すぎて心配になるが。

(観劇後、曲がこのあと変わったようで。色々大変だな…)

 

12場〜14場の冒頭、まゆぽんの女装であ、藤井先生のショーだった、と思い出させさられるw

まつげに羽つけてて派手派手で素晴らしいです。

17場のありちゃんも女装でしたね。が、こっちのありちゃんは女装というより少年のよう。

ショートパンツでガンガン踊ってて良い!

アダルティーで、ありちゃんこんなふうに踊れるように!となる。これだから宝塚は楽しい。

 

デュエダンは初めましてよろしくお願いします、の今回の2人でないとできない振り付けで見ていて楽しいです。

デュエダンって2人の関係性が振り付けそのものにもだし、空気に出ますものねぇ。

 

詳細の記憶が吹っ飛んでます。

贔屓見てる時の私の記憶力ってなんでこんなポンコツなの?

あと何回増やせるかな…。輝く贔屓様を目に焼き付けます涙

 

心の震えたファントム

歴代ファントムは映像も含めてすべて見ていたし、初の遠征で妹と夏休みに日帰りで行ったのが春野ファントム、というくらいには思い入れのある作品。

歌がうまいトップコンビだしまぁ見ごたえあるだろうね、とは思っていたのだが素晴らしいのなんの。ファントムってこんな話だったっけ?!といい意味で裏切られました。

 

 

ということで、まずはだいもん。

歌うまなのは十分知っていましたが、こんなに歌えたの?!純粋な声が出るの?!と。

第一声から震えたものね。

純粋で繊細で、こどものように無垢なファントム、というよりエリック。

どこまでも伸びていく声もその様子を表していて素晴らしいのなんの。

その一方でビストロで成功したあとの、花束を持って一人登場のしょんぼり具合とかかわいいすぎる。ファントムも成功をお祝いしたかったんだよねぇぇぇ。

2幕のクリスティーヌに逃げられてから声をあげて泣き崩れる様子もあなたはトップさんですか?というくらいに可愛い。

狂うだいもんも好きですが子犬だいもんも好きです。

 

そして真彩さんクリスティーヌ。

ビストロのシーンって正直最後の音出るか?とひやひやすることが多かったのですが、不安要素ゼロ。通常より最後キー上げましたよね。

後日ひかりふる路を見返して、ひかりふるのような低音で張る歌声もとても好きなのだけれど、高い音を清らかに歌われるとこんなに気持ち良いんだなぁと。

2幕の仮面を外して、のシーンもあれだけ包容力のある歌い方されたらそら外しますわな、と。このシーンのクリスティーヌはいつもひどいなと思っていたのだが、今回はそう思わなかった。本当に母のような愛を持てると思ったのだね、と。

だいもんとのデュエットも1幕しかないのが本当に残念。

ビストロのハーモニーも良かったし、You are musicも身体が震えた。宝塚以外のミュージカル含めてもここまで音楽を聴いて心地よいと思ったことありましたかね、というくらい。

この2人の声本当に素晴らしい。


彩風さんキャリエール。
2幕と最後の盛り上がりはこの役にかかっていると言っても過言ではないお役。
父としての包容力がよかった。
銀橋での歌いだし、「エリック」の声が温かみにあふれていて涙。
(というか自分含めてみなさん歌う前からすすり泣きが聞こえているの、スイッチ入れるの早すぎます)

「彼女に伝えてないことがあった…私がすでに結婚していることを」のセリフにそれ一番最初に話すことだ、と突っ込むのはお約束。


アーサーのフィリップ。
適度にちゃらくていいですよねー。(褒めてる)
前半はちゃらくて後半から男らしくなっていく様子もよい。
アーサーも歌うまくなったよなぁ。伸び盛りなので今後も頑張っていただきたいです。
みちるちゃんとの並びも美男美女で素敵。(みちるちゃんもお歌うまくなったね!!)


団員のレオくん、永久輝くん、綾くんの3人を見ているのもまた楽しい。
永久輝くんはカルメンの白い衣装もお似合いだし、後半キャリエールの若い頃も若々しくてキラキラしていますねぇ。

 

演出もちょいと変わっていて、オープニングの白鳥から黒鳥に代わるの好きだったんだが、今回のだいもんにはマリアで踊っているほうが似合う。
あとは個人的に一番嬉しかったのはラストですよ。
ファントムが死んで見送るところでこれまで警官含めて帽子を取る演出にすごく違和感があったので、それがなくなって嬉しい。
警官はそのまま、団員が名残惜しそうにするのはまぁわからなくもないので。

従者の皆さんのダンスも変わっていたけれど、激しくなりましたね!
というか笙乃さんのキレがすごい。つい見てしまう。
「彼らだけでは飢え死にしてしまうだろう」も突っ込みどころ。いやいや路上でパフォーマンスさせれば稼げますって。

 


エンディングは一気に雰囲気変わって群舞がオラオラ。
かっこいいー。目が足りないー。
代わってデュエットダンスは役の続きって感じで涙。最後にようやく抱きしめられてよかったねぇ…。

ということでブルーレイは買います。CDも欲しいなぁと久々に思ったくらいには素晴らしい公演でした。大満足。早く発売してくれ。

麗しのアンナカレーニナ

アンナカレーニナ見て来ました。

席が凄かったので目が合う(と思い込んでる)たびに天に召されるかと思い、帰りの新幹線でこれを書いているので少々おかしいテンションですがご了承ください。

また細かいところまで書いてありますので未見の方はお気をつけください。

 

とりあえずストーリーは君たち子供がいるのに自由に生きすぎだよ、とか別れる気満々なのにそこで別れず駆け落ちかい、とか理解不能なんですがもうそこは突っ込まない。

 

で、まず、みやさま美しすぎるよ。

うん、分かってたけどお美しい。(大事なことなので2回言う)

正直なところこれまで軍服っていうとちって思ってしまう人間だったのですがフランツからその考えが崩れつつあり、もう今日で破壊されましたよね。白軍服に白マントとか万歳ですよね。

跪いたときなんて完璧すぎてオペラでガン見しましたよね。

黒も落ち着いていいですし、臙脂色もお似合いですよね。

 

みやさまってこれまで色男で浮き名を流す系な役が多かったので、激しく恋をするお役を見たのはそういえば初めてでした。

1幕は激しく情熱的に愛し、2幕はその愛故に苦しんでいく。

美しい方が苦しむ姿って見ていて眼福(芝居の話です。)お芝居も細やかですね。

背中で苦難を見せるお姿もまた素敵。

お歌もフランツで歌い方変わりましたよねぇ。ちょっと癖があったのがなくなって聴かせる。元々音は取れてる方でしね。あー素敵。

 

 

2番手れいこちゃん。

おヒゲでどちらかといえば耐える芝居。

前半は堅物で、後半は待つ男。上手く演じ分けていましたねぇ。

シルバーにも水色に見えるフロックコート姿がよくお似合い。

お歌も安定して聴かせる。

ワンツーで麗しすぎません?

 

 

ヒロイン海ちゃん。

芝居、所作、お歌と安定してますねぇ。

バッスルドレス姿もいいですね。

一番最初の駅のシーンでみやさまを断るのに首を背けるところが品があって素敵。

どんどん狂っていくお役でこれは大変だろうなぁとは思うがさすがですな。

イタリアの海では白い靴を脱いで自由に踊り、駅では黒い靴を脱いで汽車に飛び込み、ある意味自由になる。いい演出。

1幕ラストだったかみやさまとれいこちゃんの取り合いダンスで真ん中に挟まれているのを見るとこの方は卒業された後普通の男性にときめくんだろうか、とか余計な心配をしてしまいました。だって色男みやさまと堅物れいこちゃんよ?! 世の男性勝てないよ?!

 

ほか、出てくると安定する専科お二人。

ってか別れようとする2人に対して最後に会わないと後悔するわよ、とけしかける辺り美穂さんも相当悪よね。悪というかあくまで貴族社会のスパイスの1つとしかみなしてないと言うか。

 

夢奈くんは幸せになって良かったねぇ、のお役。決して華やかではないけれど一途ないいやつ。

歌のソロがワンシーンあったけどこんな歌えたっけ、と驚いた。

相手は研一のきよらちゃん。これで研一か、恐るべし。1幕のときに前髪は…と思ったけど2幕は上げていてあぁなるほど、と。

歌はうまいですね。所作はまだまだこれからかな。楽しみだ。

 

るうさんも適度にちゃらく、落ち着いてもいて出てくると安心。

 

蘭世くんはやっぱり目を惹きますねぇ。

ママーとやってるところはどこのフランツかと思ったが笑

 

 

そしてフィナーレでシンプル黒燕尾ありがとうございます。

推しが黒燕尾でピラミッドトップにいる姿を見られて嬉しいです。

冷たい目でビシッと踊ってくださり素晴らしかったです。ありがとうございます。

海ちゃんとのデュエダンもストーリーがあり、良かった。お芝居できる2人だから、のデュエダンですよねぇ。(蘭蘭とかたまきちとちゃぴとか踊り狂う系のデュエダンも大好物ですが。)

 

ということで安定したキャスト陣のためバウ規模なのが本当に勿体無い公演でございました。

もう1回チケ確保しているので大変楽しみでございます。

続・『異人たちのルネサンス』関連美術史のお話。

前回書いた記事の続編。

せっかくなのでヴェロッキオの工房の弟子たちを、と思って調べ始めたのですがクレディとフェルッチの記載は手元の資料になく…。
似たような名前もありませんでした。すいません…。

 

ということで資料のあった2人を。

 

まずは澄輝さやとさんのペルジーノ。
1450年頃~1523年。
本名はピエトロ・ヴァンヌッチ。通称のペルジーノのはペルージャ人の意味。
ルネサンス三大巨匠ラファエロの師だそうです。へー!
ヴェロッキオの工房で修行。1472年にフィレンツェで画家として登録。
1500年ころには「イタリアで最高の画家」と言われたそうですが、形式化した人物や構図で次第に飽きられたそう…。
悲しい…。

有名なのは《ペテロへの鍵の授与》。

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ペルジー

ミケランジェロ最後の審判》が有名なシスティーナ礼拝堂の壁画です。
キリストが天国への鍵を弟子の一人、ペテロに渡すシーン。
床に書かれた石畳のマス目が遠・近・法!!って感じですね。
(遠近法はこの少し前に出てきた技法。皆さんこぞって使う頃です)

 

 

瑠風輝さんのシニョレッリ。
おそらくルカ・シニョレッリのこと。
1450年頃~1523年。ペルジーノと一緒ですね。
私の手元の資料にはヴェロッキオの工房にいたとは描かれていません…。
でも、1481年からはシスティーナ礼拝堂装飾に参加、やがてロレンツィオ(芹香斗亜さん)の招きに応じてメディチ家別荘に同家を称揚する寓意画連作を描いたそうですのでなんかしら繋がりはあったかもしれません。

有名なのはオルヴィエート大聖堂サン・ブリツィオ礼拝堂の連作。

以下がそのうちの1枚。

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シニョレッリ


もともとはこの少し前の時代のフラ・アンジェリコという人(もともと修道僧なのに結婚して子供までいる突っ込みどころ満載。でも絵は素敵)が弟子とともに
天井から作成したが、中断。50年後に彼が再開。
《反キリストの説教と悪行》は前回の記事でも記載した、サボナローラのことを暗示しているとも。
解剖学に傾倒し、活力に満ちたこの連作はミケランジェロシスティーナ礼拝堂の《最後の審判》に影響を与えました。

 

残りの人も専門書をひっくり返せば出てくるんでしょうが、私の手元にあるレベルでは探せず。。

すいません。

それにしても、一つの工房にもこれだけ人がいたと思うとかなり狭い人間関係の中で生きていたんでしょうねぇ…。

その中で注文をつかみとり、パトロンを見つける。大変な世界なのはどこも同じ…。

 

前回と今回の記事で少しでも美術史に興味を持ってくださった方がいらっしゃれば幸いです。

 

 

 

『異人たちのルネサンス』関連の美術史のお話。

見てきましたよ、宙組
が、今回は感想ではなく、個人的興味のためのまとめ。


えぇ、わたくし大学時代の専門は西洋美術史でございまして、卒論はヴェネツィアルネサンスの巨匠、ティツィアーノでした。
のでフィレンツェルネサンスも専門ではないけど、大好きですよ!!ってことで家にあった資料を引っ張り出してきました。
パンフレットに載っている記事と似たようなものの気がするけど、気にしない。
ちょこっとだけ図版も載せたりリンクを張りました。

なお、以下の記載を見れば脚本はだいぶ歴史的事実と反するところがありますが、それを指摘するものではありません。
宝塚の歴史性を求めてませんからね!!


さてさて、レオナルドダヴィンチ(真風様)は1452年、フィレンツェ近郊のダヴィンチ村に生まれる。(レオナルドダヴィンチは、ダヴィンチ村のレオナルド君、の意味。)
実母と実父は結婚せず、それぞれ別の人と結婚。
レオナルドは公証人の実父に育てられます。
ちなみに実母の名前はカテリーナ。

生活は豊かだったが、正式な教育を受けていないため生涯鏡文字を書き続けたとか。
愛情を注いでくれた継母が12才のときに死亡。レオナルドは孤独の生活を送ります。

17才のときにフィレンツェに連れられ、ヴェロッキオ(松風輝さん)の工房に入門。
初期に手掛けたのが《キリストの洗礼》。
https://artsandculture.google.com/asset/baptism-of-christ/HgE0TNZqMx1hXw
左隅の天使を描いたのがレオナルド。
師匠はその腕前に感嘆し、筆を折ったとの逸話もあるくらい。(その後も描いておりますが、この人自身は彫刻のほうが評判よかったらしい)

 

ヴェロッキオの工房で先輩としていたのが、8歳年上のボッティチェリ(蒼羽りく君)。
(劇中のセリフでも「プリマベーラ(春)」とか「三美神が…」とかありましたね)

ボッティチェリは31才(1475年)のころからメディチ家パトロンとなり、同年に描いた《東方三博士の礼拝》にはロレンツィオドメディチ(芹香斗亜さん)と画家自身の姿も。

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ボッティチェリ 東方三博士の礼拝

(一番右端でこちらを向いているのがボッティチェリ。左端の赤い洋服がロレンツィオ。)

また、この年社交界にデビューしたジュリアーノドメディチ(桜木みなと君)が騎馬試合に持った旗も彼がまたデザイン。
が、劇中でもあったようにその3年後1478年の「パッツィ家の陰謀」で命を落とします。
処刑された犯人をレオナルドが描いたスケッチも残っております。ボッティチェリが描いた絵もあったようですがこちらは消失。

有名な《春》は1482年、《ヴィーナスの誕生》は1485年の作品。どちらもメディチ家のための作品。

 

ボッティチェリは1481年、37才のときにローマ教皇に招かれヴァチカンで壁画を制作。最高級の賛辞を集めます。
(この頃ローマ教皇に呼ばれる、というのは最大級のステータス。ローマ教皇神聖ローマ皇帝どちらの権力が強いかはそのとき次第でしょうが。)

ちなみにメディチ家はもともと薬商人。そこから金融業を営み、フィレンツェにて栄えます。
メディチ家の家紋は丸が6つですがこれは錠剤を示したもの。劇場でも横にありましたね。英語のmedicinの語源もこのあたりだった記憶。
(若干自信ない。違っていたらごめんなさい)


さて、一方のレオナルドに戻ります。
1473年、21才のときには工房から独立して《受胎告知》でデビュー。
https://g.co/arts/5phzjaouqktf16wm7

が、工房の兄弟子的なボッティチェリが1481年教皇に招かれ、失意のレオナルド。翌年ロレンツィオの使者としてミラノに赴いたのを機にこの地に留まることを決めます。
レオナルドがフィレンツェに戻るのはそこから18年後の1500年でした。


《最後の晩餐》があるのもミラノの教会。

モナリザ》を着手するのは1503年のころ。死ぬまで手元に持っていたと言われています。
(《モナリザ》は織物商人フランチェスコデルジョコンドの依頼で作成開始したらしいが、手元に持っていて良かったのか、は気になるところ。違約金でも支払ったのか?
絵のモデルはこの商人の妻とも、別にいたともはたまたレオナルド自身説も。)


以上が『異人たちのルネサンス』に関連するレオナルドの歴史でした。
同時代にフィレンツェ、ローマを中心に活躍した巨匠はミケランジェロ(1475~1564)、ラファエロ(1483~1520)。
ヴェネツィアティツィアーノ(1519~1594)。
ミケランジェロを題材にした作品も宝塚にはありますねぇ。


最後に、フィレンツェはその後どうなったか。
豪華王とも呼ばれたロレンツィオが死ぬのは1492年。
1494年にはフランス軍が侵攻。メディチ家フィレンツェから追放。
その後のフィレンツェを一時的に牛耳ったのは修道士サボナローラで、厳格すぎる神聖政治を唱えました。
次第に市民の反発を招き、最後は1498年焚刑。

ボッティチェリはこのサボナローラに傾倒しており、手元にあった絵画を焼いております。
なんと勿体ないことを…と全世界の美術史ファンが涙。

 

というわけで以上、個人的趣味による歴史解説でした。
いやぁ、楽しかった笑

 

【参考文献】
・『ルネサンス美術館』
・『週刊 世界の美術館 ルーブル美術館1』
・『週刊 世界の美術館 ウフィツィ美術館1』

メランコリックでエキサイター!!!

久々な記事です。

前回から東京エリザ、フェルメール展、ムンク展とネタはあるのだけど、仕事が忙しすぎて書く余裕ゼロ。

でも全ツ楽しかったので書く。いや、他のも楽しかったんだけどね。

 

ということでまずはメランコリックジゴロ。

まとぶん初演を映像で観たはずなのだが全く記憶になくて、贔屓のまっつこと未涼亜希さんが「俺がぶっ飛ばせば一発だぁ」とやって一花ちゃんに「バカ!」と突っ込まれまくってたのしか覚えてませんでした、すいません。

ということで単純に楽しめました。

 

まずはいいよね、95期コンビ!

2人とも好き。れいちゃんもまぁ美しいことかっこいいこと。

こんな大学生いたらそりゃ貢ぐオバサマ現れますよねぇって思ってしまいました。

マイティーも軽い感じの芝居が良く似合ってて。

コメディーの名に相応しい石田作品。

2人のテンポがしっかりあってて良きかな。

 

華ちゃんも私好きなんですが、全身ピンクで可愛い。おバカなキャラ基本アレなんですが、華ちゃんは可愛い。メリーベルやらはいからさんやらお芝居が上手い子なんだなぁといつも思う。応援してますよ!!

そして初めてしっかり芝居を見られた舞空瞳さん。顔小さっー! 

嫌味なくあのキャラを演じらるのさすが娘役ですよな。

 

他、高翔さんもカフェでキレッキレで踊ってらしたり、冴月さんも渋みが増したり嬉しい。

飛龍つかさくんも認識できるようになりました。(顔だけでなく)濃そうな感じなので花男に揉まれて濃い男役になって!!

別箱は組子活躍が増えるので見ていて楽しいしお勉強になります。

 

盆やらセリがないせいか生徒たちがセットを動かすのも面白かった。カフェの机と椅子はまだしも、ベンチ運んだり長机押したりw

話もコメディーだから出来るんだろうなぁ。

 

ストーリーは突っ込みどころは満載なんですが、ラストのゆずかれーの告白シーンが可愛くて良かったです笑

 

 

そしてショーは何度目だ、花組エキサイター。最早花組専属ショー。

大人しく見るのが宝塚、の世界の中で初めて拍手の時に歓声が上がるのを聞きました。いや、気持ちは分かりますが。

だって楽しいよね、本当このショー!!

 

オープニングのテーマ曲までが結構あるんだが、テーマ曲になったときの客席の手拍子の熱いこと。

これで応援上映とかしたら楽しいだろうなぁ。

 

マイティーとるなちゃんがガンガン踊るのが見ていて気持ちいい。マイティーとか見るたびにキレッキレなんですけどさ!

お歌担当は羽立さんと和海さん。いいよねぇ。

 

チェンジボックスは初演のよりも前回からのバージョンの方が好き。

ミスターレイはミスターミリオの弟?(座った席のせいか音響せいかところどころ音が聞き取りにくかった)。

修理工でやってきたマイティーお兄さんがかっこよすぎました。

初代のまりん社長たちの写真があるのも嬉しい。

 

男役がタキシードでズラッと並ぶと花男たちの濃さがぐっと出て来て好き。キザってなんぼ。

このシーンは娘役も肉食な感じで大変好きです。

さすがに華ちゃんはそこまで肉食感なかったけどさ。

 

最後の南国感溢るるところは舞空瞳ちゃんの踊りのうまさにびびる。

娘役の踊りで好きなのって腕とか首の使い方が美しい子なんですが(うめちゃんとかちゃぴとか)この子もそうだわ…。

腕のしなやかさと優雅さ、体幹の強さ。ガンガン踊っていただきたい。楽しみです。

 

やっぱり花男の良さが全面に出てくる楽しいショーだ。帰ってからもしばらく歌ってしまうくらいには元気になれます。

是非見てください笑

映像買おうかなぁ。(どのバージョンかが問題だ)

女だって何にでもなれる。

オーシャンズ8見てきました!!

最高!!

 

衣装もキャストも豪華だし、オーシャンズらしくクールな話。素晴らしい。

 

以下、ネタバレ。

 

 

この話は「詐欺師になりたいと夢見る8歳の女の子」のための映画だな、と。

女の子だってなんの職業にもなれるし、何語を話してもいいんだよ、と。(ニューヨークを舞台にしながら何ヶ国語も出てくる。ケイト様もオーストラリア出身だ)

 

見事なまでに主役級からキーとなる人を女で固め、罵り合いも男を取り合うこともない。

 

とまぁ硬いことを考えてもいいんだけどそんなことどうでもよくなるくらいクールな作品。

 

最初に仮出所したサンドラブロックが化粧品をまんまとくすね、高級ホテルの部屋をゲットするまでがかっこよすぎる。一滴の血も流さず、話術のみで巧みに手に入れていく。

 

ケイトブランシェット様、かっこいい。

キャロルのときも良かったけど、こちらは全面的にかっこいい。

皮のジャケット、スキニーパンツ、バイク、いかつい車。この役を演じていただきありがとうございます。

ドレスアップのシーンが短かったのが大変残念です。

多分彼女自身(ケイト様ではなくルー)も真ん中に立てる人なんだけど、敢えて右腕。

 

それぞれのプロの女が集まって色んな人の目を欺く(そういえば保険員もカルティエの担当者も男ばかりだ)のは見ていてすっきりする。

血を流さず、銃も出てこず、サンドラが元カレ(この人どこかで見たと思ったら「ホビット」のトーリンなのね!! )を脅すときもなんと歯ブラシ。このシーンがこの映画を表しているようだ。

最後に明かされる展示されている宝石を盗む時に使うのもおもちゃの潜水艦と自撮り棒だし。

大掛かりな仕掛けがない。

 

アンハサウェイも自分の過去のバッシングを逆手に取った役どころでいい。

仲間に入ってくるのも同性の友達が欲しかったから。(でも、この人たちはきっと友達ではなく仲間とか相棒とかよな。)

敵役も出てこず(元カレも出てくるけどそれは主目的ではない)とも詐欺ものって成り立つのね、というのが今回の発見。宝石を愛でるのでもなく、自分たちの力を信じてただ盗んで金を得る。(宝石を捌くのも老年の女性たち。徹底してますね)

最後にみんなで飲んでるお酒もそれぞれバラバラなのが個性が立ちつつ、妙な一体感が出てなくてかっこいー。その後、も豪遊するわけではなく生活が1段階ステップアップ。ええですな。

 

 

あとは、触れないわけにはいかない宝石と衣装。

個人的には宝石はそこまで惹かれるものではないのだけど、アンハサウェイが身につけたのを見て、なるほど宝飾とは身につけてこそ威力を発揮するのだなと納得。

衣装もそれぞれのキャラクターをさらに際立たせるもので、ワンシーンだけでなくゆっくり見せて欲しい。

 

メットガラのシーンは有名人なんだろうな、という人が多すぎるが顔と名前が一致しないので字幕をつけて欲しいです。

(あとはそもそも美術館に行きたい。)

 

 

ということで大変満足でした。

続編を切に希望します。